『Ryu-my Cafe ストーリー②』 My Childhood
〜カフェを始める前のわたし〜
第1話 『 子供時代 』
群馬県に生まれる。
保育園の時の夢は、婦人警官。
鉄棒と折り紙が得意。
怒るとすぐにほっぺを膨らませる。
わりと人見知りで引っ込み思案。
父親に可愛がられて育つ。
兄と弟の3人兄弟。
ちなみに兄と弟は、2人とも中国料理の料理人。それぞれ独立しオーナーシェフをしている。
小学2年。親に泣きながら懇願。
「やるなら本気でやる」ことを条件に、そろばん塾に通い始める。
赤いチェック柄のそろばんバッグの重みがとても嬉しくて
心が躍ったことを今でも覚えている。
小学3年。初めて珠算大会に出場する。
地区大会個人総合優勝。県大会3位になる。
珠算1級を取得し、それと同時に「もうやりきった!!」と燃え尽きる。
小学4年。
周りの大人たちに惜しまれながらあっさりと珠算を辞め、ミニバレー部に入部。
小学6年の時、キャプテンとなる。
小さい時から小さかったので、ポジションは今で言うところのリベロ。
中学では、身長を考慮しバレー部ではなく体操部へ入部。
中3の時、部長となる。
市大会団体戦優勝。地区大会個人総合3位。県大会出場。
なんであろうとできないことが悔しくて、ひた向きに練習し続けた日々。
この頃から「負けず嫌いで、責任感が強く、頑張り屋さん」が私のセカンドネームになった。
中学卒業後は、地元の商業高校へ入学。迷うことなく体操部へ入部。
高1の夏、跳馬の練習中に腰の怪我をしたことがきっかけとなり、何かの糸がプツリと切れてしまい体操部を退部。頑張ることに疲れてしまったのだ。
小さな頃から目標を持ち、それを達成する為に、粘り強く頑張るのが当たり前だと思って生きていたが、この時から目標を見失う。
初めての挫折を経験した16才。
目標のない毎日はラクだったけれど、次第に不安に襲われ苦しい日々を送ることに。
これをきっかけに20才までの4年間は、私の暗黒時代となる。
そのまま何となく過ごした高校時代。
普通科目はあまり得意でなかったけど、過去の珠算経験のおかげで、商業科目は良くできた。と思う。高校在学中に、商業簿記、工業簿記共に1級取得。
卒業後は信用金庫へ入庫。
時代は、バブル真最中。
18才〜19才。
相変わらず、夢も希望もなく過ぎていく毎日。
自分の本音から逃げていた。
職場では、たくさんの失敗を繰り返し、上司や先輩に迷惑をかけ落ち込む日々。
週末は一転して、ディスコ通い。
(ディスコって言葉が懐かしい…)
ディスコのハシゴもしていた程、毎週末通いまくりで朝帰り。
ユーロビートではなく、ブラックミュージックが好きだった。
ディスコ仲間のダンスチームに入れてもらったりして、夜な夜な遊んでいた。
そんな生活を繰り返しながら、ある日、車で大事故を起こす。
(これは本当に辛かった)
仕事でも、大失敗をしてしまい、自分自身に心底うんざりする。
本当に暗闇だった時代。
そして、気づく。「私は何をやっているのだろう…。」
人生の岐路に立つ。
「このままここで終わってしまっていいのか!?」
「私ってこんな人間だったのか!?」
「何でもがんばってやって来たはず!!」
「でも今、何もやりたいことがない。夢もない。どうしたらいいのかわからない。」
「でもなんとかしたい。このままじゃヤダ!!私に出来ることは何!?私はどうしたい!?どうすればいい!?」
何度も何度も自分に問いかけるうちに聞こえてきた、心の声。
「昔のように夢や目標を持って生きたい!!」
「諦めずにがんばって生きたい!!」
「自分がどこまでできるのか!?挑戦してみたい!!」
「でも何をやったらいいのかが、わからない…。」
本当に、わからなかった。
そして、夢も希望もなく彷徨いながら20才の誕生日を迎える。
この後すぐに、奇跡のような素晴らしい人生が始まるなんて、思ってもいなかったんだ。
to be continued... >>> 『Ryu-my Cafe ストーリー3』- my twenties