『Ryu-my Cafe ストーリー3』- my twenties

『Ryu-my Cafe ストーリー③』 My Twenties

第2話『奇跡の人生の始まりー20代ー』

夢も希望もなく彷徨い続ける日々の中、ある日友人の紹介で「トータルビューティーサロン」と出会う。
その時の私は、全く美容に興味がなかったので、何度も誘われたけど何度もスルーした。

化粧品やメイクやエステには、まるで興味がなかったが熱狂的な友人の勧めで、入社説明を聞くことになる。
そのサロンは、お客様の外見を磨くだけでなく、心のケアを大切にしていることを知る。

 

「心のケア…」

何だかすごく惹かれる言葉。やってみたいかも。

 

心のケアができるビューティーカウンセラーになってみたい!!」と直感する。 

暗闇を経験した分、たくさんの人を勇気づけ、元気づけられるかも知れない!!

今度こそ、絶対に逃げないと自分に誓った20才の夏。

 

あの夏、映画「稲村ジェーン」が上映されていたんだ。

 

主題歌の「真夏の果実」を聴くと、あの時の期待と不安の入り混じった気持ちが今でも蘇る。

私はすぐに転職を決め、周りの反対を押し切り信用金庫をあっけなく退職。

 

今考えてみても、全く興味のなかった「美容の世界」へと導かれたことが、私の人生の最大の転換点だったと思う。

 

熱狂的にしつこく誘ってくれた友人(男性)は、私の人生の恩人。

もしもカフェに来てくれたら、ケーキもドリンクも好きなだけサービスさせて頂きたい。

 

転職した美容の会社で、再び夢を持つことができるようになった私は、美容の勉強に真剣に取り組み、目標としていた「ビューティーカウンセラー」になる。

 

当時の会社の上司から教えて頂き「マーフィーの成功法則」や「ナポレオン・ヒルの成功哲学」と出会う。全ての人の中に無限の可能性があり、夢は必ず叶えられる「心の法則」があることを知る。

 

当時「夢は叶わないのが普通」だと思っていたので、自分の心の在り方次第で「夢は叶えられる」ことを知り魂が震えるほど感動したのを覚えている。

 

以降、現在に至るまでの30年間。今でもこの「心の法則」は、私の生き方の土台となっている。

 

そして、この時から「美と健康の調和」「心と身体の癒し」の追求が始まる。

 

21才 入社1年後、店長職に就く。
22才 全国約50店舗、数百人いる社員の中で営業成績トップになる。
本気でお客様と向き合い、美容のプロとして、特に「心のケア」を大事にしながら仕事をする中で気づいたこと。
美しく生きるとは「自然(ありのまま)に生きることなのでは?」「ありのままの自分で在ることなのでは?」
そして同時に「ありのままの自分で在る」ことの難しさも実感する。

 

とにかく、その事を自分でも実践し、お客様へと伝える為に、心の在り方を学ぶべく都内の心理カウンセリング研究所に入所。

美容の仕事をしながら、心理カウンセリングや交流分析(TA)を学ぶ。
その研究所を通じて「TA 自分のボスは自分だ」の著書である故六角浩三先生と出会う。

 

TA101講座、TA202講座、TAマラソンに参加。

真の自立(自律)とは、自分の感情に自分で責任を持つこと。

他人の感情には責任を持たなくて良いことを知る。

 

自分自身が「よい気分でいること」「いい感じを選択して生きること」が何よりも大切だと知り、生きるのが少し楽になった22才。

六角先生から直接学び、人生の再決断をさせて頂いたことは、今でも心の糧となっている。

 

23才 社内関東エリアサロン全体の営業主任となる。

社内研修では、自身の体験を元に「目標達成する為の心の在り方」をテーマに講師を務める。

拠点開発の仕事にも携わり、店舗数拡大にも力を発揮。

 

そしてまた、新たな展開へと人生が動いていく。

 

24才 もっと自分自身の可能性を広げて挑戦したい。そして、お客様と共に成長し続けられる理想のサロンを作りたい。独立起業を決意する。

 

20才からの約5年間。

たくさんの学びを与えてくれた当時の会社に心から感謝して退職。

 

と、あっさり書いているけど、実はこれが、とっても大変だった。

裁判沙汰エピソードは、またいつか機会があったら。

その時、送られてきた「内容証明書」は、今も記念に取っておいてある。

なかなかできない経験だったから。

 

独立する為の試練を乗り越え、目標としていた有限会社スプリームを設立。

25才 取締役社長になる。

 

3DKのマンションを借りてサロンをオープン。

多い時でもスタッフ8名ほどの小さな会社だったが、素晴らしい仲間に恵まれ、皆で力を合わせてサロン運営を行う。

 

27才 初めて高額の借り入れをして、念願の土地を購入。(現在のカフェ地)

 

28才 土地購入から1年後、社屋兼自宅を建設。この時の負債総額は6千万円。

 

フェイシャルエステ、心理カウンセリング、健康・美容関連商品の販売以外に、ヘアサロン・アロマボディートリートメント・リフレクソロジー・フーレセラピーなどを導入。

 

お客様が美しく輝き続ける為にできることを模索しながら、美容や健康に関するセミナーを定期的に開催。

 

夢を叶える為の「心の法則」をテーマとしたお客様向けのセミナーや他社の社員研修にて、講師を務める。

 

まさに、夢と希望に満ち溢れエネルギー全開で、トータルビューティーの仕事に無我夢中だった熱き時代。

 

「夢は叶えられる!!」

自信たっぷりに勢いよく、社会へと羽ばたいた20代の私。

 

 

to be continued... >>> 『Ryu-my Cafe ストーリー4』- my early thirties